動画生成AIエンジニア向けPC 30万円以下で組める構成はある?

目次

30万円以下で動画生成AI用PCは現実的か

30万円以下で動画生成AI用PCは現実的か

結論として30万円では厳しいが35万円なら実用的な構成が可能

動画生成AIエンジニア向けのPCを30万円以下で組めるかというと、正直なところ厳しいというのが本音ではないでしょうか。

動画生成AIの処理には高性能なグラフィックボードが必須であり、特にStable Diffusion VideoやRunway、Pika Labsといった最新の動画生成モデルを快適に動かすには、相応のVRAM容量とCUDAコア数が求められることが分かっています。

30万円ちょうどでは妥協が多すぎて後悔する可能性が高いため、私としては予算を35万円程度まで引き上げることをおすすめします。

動画生成AIに必要なスペックの基準

動画生成AIを扱う上で最も重要なのはグラフィックボードの性能。

なぜなら、AIモデルの学習や推論処理はGPUのTensorコアとVRAMに大きく依存するからです。

最低でもVRAM12GB以上、できれば16GB以上を搭載したモデルが望ましいでしょう。

CPUについてはマルチスレッド性能が高いものを選び、メモリは32GB以上が推奨されます。

ストレージは高速なNVMe SSDで2TB以上あれば、大容量の動画ファイルやAIモデルのデータセットを扱う際にストレスを感じません。

グラフィックボード選びが成否を分ける

グラフィックボード選びが成否を分ける

GeForce RTX 50シリーズから選ぶべき理由

動画生成AI用途でグラフィックボードを選ぶなら、GeForce RTX 50シリーズ一択になりますが、予算との兼ね合いが悩ましいところ。

RTX 50シリーズはBlackwellアーキテクチャを採用し、第4世代RTコアと第5世代Tensorコアによって前世代から大幅にAI処理性能が向上しました。

特にDLSS 4やニューラルシェーダへの対応は、動画生成AIのワークフローにおいて処理時間の短縮に直結します。

GDDR7メモリと最大1.8TB/sの高速帯域により、大規模なAIモデルを扱う際のボトルネックが解消されているのも見逃せません。

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48470 101975 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 32005 78104 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 30015 66787 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 29939 73454 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27040 68956 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26386 60263 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 21850 56823 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 19829 50503 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16485 39387 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 15922 38215 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15784 37992 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14572 34934 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13681 30871 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13143 32373 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10773 31755 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10603 28596 115W 公式 価格

予算内で狙えるのはRTX 5070かRTX 5060Ti

30万円台前半の予算で現実的に選べるのは、GeForce RTX 5070またはRTX 5060Tiです。

RTX 5070は12GBのVRAMを搭載しており、中規模の動画生成モデルであれば十分に対応できる性能を持っています。

一方、RTX 5060Tiは価格を抑えつつも動画生成AIの入門用途には充分ですが、複雑なプロンプトや長尺の動画生成を頻繁に行うには力不足。

コストパフォーマンスを考えるとRTX 5070が最もバランスが取れた選択といえるでしょう。

RTX 5070Tiも魅力的ですが、これを選ぶと他のパーツで妥協せざるを得なくなってしまいますよね。

Radeon RX 90シリーズという選択肢

「GeForce一択じゃないの?」と疑問に思った方もいるかもしれませんが、実はRadeon RX 90シリーズも動画生成AI用途で注目が集まっています。

特にRX 9070XTはRDNA 4アーキテクチャと2nd世代AIアクセラレータを搭載し、FSR 4による機械学習ベースのアップスケーリングに対応しているため、一部のAIフレームワークでは優れたパフォーマンスを発揮します。

ただし、PyTorchやTensorFlowといった主要なAIフレームワークはCUDAベースで最適化されているケースが多く、GeForceの方が互換性やドライバの安定性で優位に立っているのが現状です。

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QU

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QU
【ZEFT Z54QU スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QU

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54X

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54X
【ZEFT Z54X スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54X

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54A

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54A
【ZEFT Z54A スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54A

パソコンショップSEVEN ZEFT Z57Y

パソコンショップSEVEN ZEFT Z57Y
【ZEFT Z57Y スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster MasterFrame 600 Black
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z57Y

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AW

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AW
【ZEFT Z55AW スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285 24コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster COSMOS C700M
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel Z890 チップセット ASRock製 Z890 Steel Legend WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AW

CPUは処理の要となる部分

CPUは処理の要となる部分

Core Ultra 7シリーズが最適解

動画生成AIにおいてCPUの役割は、データの前処理やファイルのエンコード、システム全体の制御など多岐にわたります。

まずCPUには、マルチスレッド性能と高いシングルスレッド性能を両立する必要があります。

Intel Core Ultra 7 265Kまたは265KFは、Lion CoveとSkymontアーキテクチャのハイブリッド構成により、効率的な処理と高いパフォーマンスを実現しており、動画生成AIのワークフローに最適です。

NPUを統合しているため、将来的にAI処理の一部をCPU側でオフロードできる可能性もあり、拡張性の面でも優れています。

Ryzen 7 9700Xもコスパ良好

AMD Ryzen 7 9700Xは、Zen 5アーキテクチャによる高いマルチスレッド性能とコストパフォーマンスの良さが魅力です。

特にマルチスレッドを活用する動画エンコードやバッチ処理では、Core Ultraシリーズに匹敵するほどの性能を発揮します。

DDR5-5600メモリとPCIe 5.0に対応しており、将来的なアップグレードの余地も十分。

価格面ではCore Ultra 7よりもやや安価に入手できるため、予算を抑えたい場合の選択肢として有力でしょう。

X3Dモデルは必要か

Ryzen 7 9800X3Dは3D V-Cacheを搭載し、ゲーミング性能では圧倒的な優位性を持っていますが、動画生成AI用途では必ずしも必要ではありません。

大容量キャッシュがAI処理に有利に働く場面もありますが、価格差を考えると通常モデルで充分に実用的です。

予算に余裕があり、ゲーミングも兼ねたい場合は検討する価値がありますが、AI専用機として組むなら9700Xで不満は感じません。


メモリとストレージの最適な組み合わせ

メモリとストレージの最適な組み合わせ

32GBメモリは最低ライン

動画生成AIを扱う上で、メモリ容量は32GBを最低ラインと考えるとよいかと思います。

AIモデルのロードや動画データの一時保存、複数のアプリケーションを同時に動かす際には、16GBでは明らかに不足してしまいますよね。

DDR5-5600の32GBキット(16GB×2)が現在の主流であり、価格も比較的こなれてきています。

MicronのCrucialブランドやG.Skillの製品は信頼性が高く、BTOパソコンでも選択できることが多いため、これらのメーカーから選ぶのが無難です。

ストレージは2TB NVMe SSDが理想

動画生成AIでは、学習用データセット、生成された動画ファイル、AIモデルのチェックポイントなど、大容量のデータを扱うことが当たり前になっています。

そのため、ストレージは最低でも1TB、できれば2TBのNVMe SSDを搭載したいところです。

PCIe Gen.4 SSDが現時点ではコストパフォーマンスに優れており、読み込み速度も7,000MB/s前後と十分に高速。

WDやCrucial、キオクシアといった信頼性の高いメーカーの製品を選べば、長期間安心して使用できるでしょう。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R66P

パソコンショップSEVEN ZEFT R66P
【ZEFT R66P スペック】
CPUAMD Ryzen7 7800X3D 8コア/16スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製)
ケースOkinos Mirage 4 ARGB Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R66P

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IY

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IY
【ZEFT Z55IY スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5080 (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IY

パソコンショップSEVEN ZEFT R60A

パソコンショップSEVEN ZEFT R60A
【ZEFT R60A スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5080 (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (アスロック製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60A

パソコンショップSEVEN ZEFT R52M-Cube

パソコンショップSEVEN ZEFT R52M-Cube

エッセンシャルゲーマーに贈る、圧倒的パフォーマンスと省スペースデザインのゲーミングPC
大容量64GBメモリとRTX 4060Tiが織り成す、均整の取れたハイスペックモデル
コンパクトながら存在感ある、省スペースコンパクトケースに注目
Ryzen 5 7600が生み出す、スムースで迅速な処理速度を堪能

【ZEFT R52M-Cube スペック】
CPUAMD Ryzen5 7600 6コア/12スレッド 5.10GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースINWIN A1 PRIME ピンク
マザーボードAMD B650 チップセット MSI製 B650I EDGE WIFI
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R52M-Cube

Gen.5 SSDは必要か

PCIe Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超の読込速度を実現していますが、発熱が非常に高く大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になるため、コストと手間を考えるとGen.4で充分です。

動画生成AIの処理においてストレージ速度がボトルネックになるケースは限定的であり、その差額をグラフィックボードやメモリに回した方が実用的な性能向上につながります。

電源とマザーボードの選定ポイント

電源とマザーボードの選定ポイント

電源容量は750W以上を確保

動画生成AI用PCでは、高性能なグラフィックボードとCPUが高負荷で動作するため、電源容量には余裕を持たせる必要があります。

RTX 5070を搭載する場合、システム全体の消費電力はピーク時で500W前後になるため、750W以上の電源ユニットを選ぶのが安全です。

80 PLUS Gold認証以上の製品であれば、効率も良く発熱も抑えられるため、長時間の連続稼働でも安心して使用できます。

CorsairやSeasonicといった定評のあるメーカーの製品を選べば、安定性と静音性の両立が可能でしょう。

マザーボードはPCIe 5.0対応を

マザーボード選びでは、PCIe 5.0対応とDDR5メモリのサポートが必須条件です。

Intel Core Ultra 200シリーズを選ぶ場合はLGA1851ソケット対応のマザーボード、Ryzen 9000シリーズならAM5ソケット対応のマザーボードが必要になります。

拡張性を考えると、M.2スロットが複数あり、USB 3.2 Gen2やThunderbolt 4に対応したモデルが望ましいでしょう。

ASUSやMSI、GIGABYTEといった大手メーカーのミドルレンジモデルであれば、必要な機能を網羅しつつ価格も抑えられます。

冷却システムとケースの重要性

冷却システムとケースの重要性

空冷で十分だが選択肢は慎重に

Core Ultra 200シリーズとRyzen 9000シリーズは、前世代と比較して発熱が抑制されているため、高性能な空冷CPUクーラーでも十分に冷却可能です。

DEEPCOOLやサイズ、Noctuaといったメーカーの大型タワークーラーを選べば、静音性と冷却性能を両立できます。

ただし、長時間の高負荷作業を想定するなら、240mmまたは360mmの水冷CPUクーラーも選択肢に入れるべきでしょう。

水冷であればCPU周辺のエアフローが改善され、グラフィックボードの冷却にも好影響を与えます。

ケースはエアフローを最優先

動画生成AIの処理中は、グラフィックボードとCPUが同時に高負荷状態になるため、ケース内の熱がこもりやすくなります。

そのため、エアフローに優れたケースを選ぶことが冷却性能の向上につながるのです。

フロントとトップに大型ファンを搭載できるミドルタワーケースが理想的であり、メッシュパネルを採用したモデルであればさらに通気性が向上します。

DEEPCOOLやCOOLER MASTER、Thermaltakeのスタンダードなケースは、価格と機能のバランスが取れており、BTOパソコンでも選択できることが多いため安心です。


パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56N

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56N
【ZEFT Z56N スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56N

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58S

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58S
【ZEFT Z58S スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースLianLi A3-mATX-WD Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58S

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54Y

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54Y
【ZEFT Z54Y スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54Y

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AS

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AS
【ZEFT Z55AS スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285 24コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS ROG Hyperion GR701 ホワイト
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASUS製 ROG STRIX B860-F GAMING WIFI
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AS

具体的な構成例と価格シミュレーション

具体的な構成例と価格シミュレーション

35万円で組む実用的な構成

では一体どのような構成にすればいいのでしょうか。

ここでは35万円前後で組める、動画生成AIに最適な構成例を2パターン提示します。

Intel構成の場合

パーツ 製品名 価格目安
CPU Intel Core Ultra 7 265K 約52,000円
マザーボード ASUS PRIME Z890-P 約28,000円
メモリ Crucial DDR5-5600 32GB (16GB×2) 約14,000円
グラフィックボード GeForce RTX 5070 約98,000円
ストレージ WD Black SN850X 2TB (Gen.4) 約22,000円
電源 Corsair RM750e 750W Gold 約14,000円
CPUクーラー DEEPCOOL AK620 約7,000円
ケース DEEPCOOL CH510 約9,000円
OS Windows 11 Home 約18,000円
合計 約262,000円

この構成であれば、動画生成AIの基本的なワークフローを快適にこなせます。
RTX 5070の12GB VRAMは、Stable Diffusion VideoやAnimateDiffといった中規模モデルの推論に充分な容量であり、バッチ処理でも安定して動作するでしょう。

AMD構成の場合

パーツ 製品名 価格目安
CPU AMD Ryzen 7 9700X 約48,000円
マザーボード MSI MAG B650 TOMAHAWK WIFI 約25,000円
メモリ G.Skill Flare X5 DDR5-5600 32GB (16GB×2) 約15,000円
グラフィックボード GeForce RTX 5070 約98,000円
ストレージ Crucial P5 Plus 2TB (Gen.4) 約20,000円
電源 Seasonic FOCUS GX-750 750W Gold 約13,000円
CPUクーラー サイズ 虎徹 Mark III 約5,000円
ケース Thermaltake Versa H26 約7,000円
OS Windows 11 Home 約18,000円
合計 約249,000円

AMD構成の方がやや安価に組めるため、浮いた予算でメモリを64GBにアップグレードしたり、ストレージを4TBに増やしたりする余地があります。

BTOパソコンで購入する場合の注意点

自作PCに抵抗を覚える人もいるでしょう。

そんな方におすすめなのがBTOパソコンです。

BTOパソコンショップでカスタマイズする場合、グラフィックボードとメモリ、ストレージの選択肢が豊富なショップを選ぶことが重要。

特にグラフィックボードは、メーカーやクーラーの種類によって冷却性能や静音性が大きく異なるため、できるだけ詳細な仕様が記載されているショップを選んだ方がいいでしょう。

また、CPUクーラーやケースのメーカーを指定できるショップであれば、冷却性能や拡張性を自分好みに調整できます。

30万円以下に抑える場合の妥協点

30万円以下に抑える場合の妥協点

グラフィックボードをRTX 5060Tiに

どうしても30万円以下に抑えたいという方もいると思います。

その場合、最も効果的なコストダウンはグラフィックボードをRTX 5060Tiにすることです。

RTX 5060Tiは8GB VRAMを搭載しており、小規模な動画生成モデルや短尺動画の生成であれば実用的に使えます。

ただし、複雑なプロンプトや高解像度での生成を頻繁に行う場合は、VRAMが不足してエラーが発生したりするかもしれません。

メモリを16GBに削減するリスク

メモリを16GBに削減すれば約7,000円のコストダウンが可能ですが、これは絶対に避けたいですよね。

動画生成AIでは、モデルのロードだけで数GBのメモリを消費し、さらにOSやブラウザ、その他のアプリケーションも同時に動作するため、16GBでは明らかに不足します。

スワップが頻発してパフォーマンスが大幅に低下するため、メモリだけは32GBを確保すべきです。

ストレージを1TBにする選択

ストレージを2TBから1TBに削減すれば約10,000円のコストダウンになりますが、これも後々後悔する可能性が高い妥協点です。

動画生成AIでは、生成した動画ファイルやデータセットがすぐに数百GBに達するため、1TBでは半年も経たずに容量不足に陥ってしまいますよね。

外付けHDDやNASで補う方法もありますが、アクセス速度が遅くなるため作業効率が低下します。

将来的なアップグレードを見据えた構成

将来的なアップグレードを見据えた構成

最初は最小構成で始めて段階的に強化

予算の都合でどうしても30万円以下に抑えたい場合、最初は最小構成で始めて、後から段階的にアップグレードする戦略も有効です。

まずはRTX 5060TiとRyzen 7 9700X、メモリ32GB、ストレージ1TBで構成を組み、数ヶ月後にグラフィックボードをRTX 5070やRTX 5070Tiにアップグレードする方法があります。

グラフィックボードは中古市場でも比較的高値で売却できるため、買い替え時の実質負担を抑えられるでしょう。

メモリとストレージは後から増設可能

メモリとストレージは、PC組み立て後でも比較的簡単に増設できるパーツです。

最初は32GBメモリと1TB SSDで始め、必要に応じて64GBへの増設や2TB SSDの追加を行えば、初期投資を抑えつつ柔軟に対応できます。

ただし、マザーボードのメモリスロット数やM.2スロット数には限りがあるため、購入時に拡張性を確認しておくことが大切です。

動画生成AIの実際の使用感とパフォーマンス

動画生成AIの実際の使用感とパフォーマンス

Stable Diffusion Videoでの処理時間

RTX 5070を搭載した構成でStable Diffusion Videoを使用した場合、512×512ピクセルの短尺動画(24フレーム)の生成には約2分から3分程度かかります。

解像度を768×768に上げると処理時間は約5分から7分に延びますが、実用的な範囲内でしょう。

RTX 5060Tiの場合は、同じ条件で約1.5倍から2倍の時間がかかるため、頻繁に生成作業を行うならRTX 5070の方がストレスを感じません。

RunwayやPika Labsでの快適性

RunwayやPika Labsといったクラウドベースの動画生成サービスを利用する場合、ローカルPCのスペックは主にプレビューや編集作業の快適性に影響します。

RTX 5070であれば、生成された動画のリアルタイムプレビューや簡易的なエフェクト処理も滑らかに行えるため、作業効率が大幅に向上するでしょう。

また、ローカルでのファインチューニングやモデルのテストを行う際にも、十分な性能を発揮します。

ComfyUIやAutomatic1111での動作

ComfyUIやAutomatic1111といったUIツールを使用する場合、グラフィックボードのVRAM容量が快適性を大きく左右します。

RTX 5070の12GB VRAMであれば、複数のLoRAやControlNetを同時に読み込んでも余裕があり、バッチ生成もスムーズに実行できるのは驚きのひとことです。

一方、RTX 5060Tiの8GB VRAMでは、複雑な構成を組むとVRAM不足でエラーが発生することもあるため、シンプルな構成に留める必要があります。

周辺機器とソフトウェアの追加コスト

周辺機器とソフトウェアの追加コスト

モニターは必須の投資

動画生成AIの作業では、高解像度で色再現性の高いモニターが作業効率を大きく左右します。

最低でもフルHD(1920×1080)、できれば4K(3840×2160)のIPSパネルモニターを用意したいところです。

価格帯としては、フルHDで約2万円から3万円、4Kで約5万円から8万円が目安となります。

デュアルモニター構成にすれば、片方でプレビュー、もう片方でパラメータ調整といった効率的な作業が可能になるでしょう。

キーボードとマウスの選択

長時間の作業を快適に行うには、使いやすいキーボードとマウスも重要です。

メカニカルキーボードは打鍵感が良く、長時間のタイピングでも疲れにくいため、プログラミングやプロンプト入力が多い動画生成AI作業に適しています。

価格は約1万円から2万円程度。

マウスは、精密な操作が求められる場面が多いため、DPI調整機能付きのゲーミングマウスやトラックボールが便利です。

ソフトウェアライセンスの考慮

動画生成AIを本格的に活用するには、各種ソフトウェアのライセンス費用も考慮する必要があります。

Adobe Premiere ProやAfter Effectsといった動画編集ソフトは月額制で、年間約3万円から5万円のコストがかかります。

また、ComfyUIやAutomatic1111は無料ですが、一部の拡張機能やプラグインは有料の場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

電気代とランニングコストの試算

電気代とランニングコストの試算

月間の電気代はどれくらいか

動画生成AI用PCを毎日8時間、月に20日間稼働させた場合の電気代を試算してみましょう。

RTX 5070搭載PCの平均消費電力を400Wとすると、月間の消費電力は約64kWhになります。

電気料金を1kWhあたり30円として計算すると、月間の電気代は約1,920円です。

年間では約23,000円となるため、ランニングコストとしては比較的抑えられた範囲といえます。

冷却コストと騒音対策

夏場の冷房費用も無視できないコストです。

PCからの発熱により室温が上昇するため、エアコンの稼働時間が増えることになります。

特に密閉された部屋で長時間作業する場合、月間で約2,000円から3,000円程度の冷房費用が追加で発生する可能性があります。

静音性の高いケースやファンを選ぶことで、騒音ストレスを軽減しつつ冷却効率を高めることができるでしょう。

他の用途との兼用を考える

他の用途との兼用を考える

ゲーミングPCとしても優秀

動画生成AI用に組んだPCは、そのままゲーミングPCとしても高い性能を発揮します。

RTX 5070は最新のAAAタイトルを高画質設定でプレイできる性能を持っており、DLSS 4による高フレームレート化も可能です。

仕事で使うPCをゲームにも活用できるのは、コストパフォーマンスの面で大きなメリットといえるでしょう。

3DCGや動画編集にも対応

動画生成AIだけでなく、BlenderやMayaといった3DCGソフト、Premiere ProやDaVinci Resolveといった動画編集ソフトでも、この構成は十分に実用的です。

特にRTX 50シリーズはレイトレーシング性能が向上しているため、リアルタイムレンダリングやプレビューが快適に行えます。

多目的に使えるPCとして組むことで、投資効果を最大化できるのです。

配信や録画も視野に

動画生成AIの作業過程を配信したり、チュートリアル動画を作成したりする場合、RTX 50シリーズのNVENCエンコーダーが威力を発揮します。

高品質な配信や録画をCPUに負荷をかけずに行えるため、作業しながらの配信もスムーズです。

YouTubeやTwitchでの情報発信を考えている方には、特に有用な機能でしょう。

BTOパソコンショップの選び方

BTOパソコンショップの選び方

カスタマイズの自由度が高いショップ

BTOパソコンを購入する際は、カスタマイズの自由度が高いショップを選ぶことが重要です。

特にグラフィックボード、メモリ、ストレージのメーカーや型番を細かく指定できるショップであれば、自分の用途に最適化した構成を組めます。

また、CPUクーラーやケースの選択肢が豊富なショップは、冷却性能や静音性、デザイン性にこだわりたい方に適しているでしょう。

サポート体制と保証内容

BTOパソコンは組み立て済みで届くため、初期不良や故障時のサポート体制が重要になります。

最低でも1年間の保証が付いているショップを選び、できれば延長保証オプションがあるとさらに安心です。

また、電話やチャットでの技術サポートが充実しているショップであれば、トラブル発生時にも迅速に対応してもらえます。

納期と配送の信頼性

BTOパソコンは受注生産のため、注文から納品までに1週間から2週間程度かかるのが一般的です。

急ぎで必要な場合は、即納モデルや在庫品を扱っているショップを選ぶとよいでしょう。

また、配送時の梱包が丁寧で、輸送中の破損リスクが低いショップを選ぶことも大切です。

口コミやレビューを参考にして、信頼性の高いショップを見極めましょう。

自作PCとBTOパソコンのメリット・デメリット

自作PCとBTOパソコンのメリット・デメリット

自作PCのメリット

自作PCの最大のメリットは、パーツ選びの自由度が極めて高いことです。

予算配分を自分で決められるため、グラフィックボードに重点投資してCPUやケースを抑えるといった柔軟な構成が可能になります。

また、パーツの知識が深まることで、将来的なアップグレードやトラブルシューティングも自分で対応できるようになるでしょう。

組み立ての過程自体が楽しいという方にとっては、自作PCは最高の選択肢です。

自作PCのデメリット

一方で、自作PCには組み立ての手間と知識が必要というデメリットがあります。

パーツの相性問題や初期不良の切り分けなど、トラブル発生時には自分で対処しなければなりません。

また、各パーツの保証が個別になるため、故障時の対応が煩雑になる場合もあります。

初めてPCを組む方にとっては、ハードルが高いと感じるかもしれません。

BTOパソコンのメリット

BTOパソコンは、組み立て済みで動作確認も完了した状態で届くため、届いたその日からすぐに使い始められます。

保証も一括で付いているため、トラブル時の対応がシンプルです。

また、パーツの相性問題を気にする必要がなく、初心者でも安心して購入できるのが大きなメリットでしょう。

BTOパソコンのデメリット

BTOパソコンのデメリットは、自作PCと比較して価格がやや高くなることです。

組み立て費用やサポート費用が上乗せされるため、同じ構成でも1万円から2万円程度高くなる傾向があります。

また、カスタマイズの選択肢がショップによって限られるため、特定のパーツにこだわりたい場合は希望通りの構成が組めないこともあるでしょう。

中古パーツという選択肢はありか

中古パーツという選択肢はありか

グラフィックボードの中古は慎重に

予算を抑えるために中古パーツを検討する方もいるかもしれませんが、グラフィックボードの中古購入は慎重になるべきです。

特にマイニングに使用されていた個体は、長時間高負荷で稼働していたため寿命が短い可能性があります。

また、保証が切れている場合が多く、購入後すぐに故障するリスクもあるため、新品を購入した方が長期的には安心でしょう。

CPUやメモリは中古でも比較的安全

CPUやメモリは、グラフィックボードと比較して故障率が低いため、中古でも比較的安全に購入できます。

特にCPUは物理的な破損がない限り長期間使用できるため、前世代のハイエンドモデルを中古で購入するのも一つの手です。

ただし、ピンの曲がりや動作確認の有無を必ず確認し、信頼できる販売店から購入することが重要です。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 42867 2467 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42622 2271 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 41657 2262 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 40954 2360 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38432 2080 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38357 2051 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37128 2358 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37128 2358 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35505 2199 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35365 2236 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33623 2210 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 32768 2239 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32402 2104 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32292 2195 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29136 2042 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28425 2158 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28425 2158 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25347 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25347 2177 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 22992 2214 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 22980 2094 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20770 1861 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19426 1939 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17658 1818 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 15980 1780 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15226 1983 公式 価格

ストレージの中古は避けるべき

ストレージ、特にSSDの中古購入は避けた方が無難です。

SSDには書き込み寿命があり、使用時間や書き込み量によって残り寿命が大きく異なります。

中古品では使用履歴が不明な場合が多く、購入後すぐにデータが消失するリスクがあるため、新品を選ぶべきでしょう。

動画生成AIの今後の展望とPC要件の変化

動画生成AIの今後の展望とPC要件の変化

モデルの大規模化とVRAM要件の増加

動画生成AIの分野は急速に進化しており、モデルのパラメータ数は年々増加しています。

Soraのような大規模モデルが一般公開されれば、必要なVRAM容量も16GB以上が標準になる可能性が高いでしょう。

そのため、将来的なアップグレードを見据えて、現時点でできるだけVRAM容量の多いグラフィックボードを選んでおくことが賢明です。

リアルタイム生成の実現とレイテンシ要求

今後、動画生成AIがリアルタイムで動作するようになれば、レイテンシ(遅延)の低減が重要な要素になります。

RTX 50シリーズのReflex 2による低遅延対応は、こうした未来のニーズに対応するための布石ともいわれています。

リアルタイム生成が実現すれば、ライブ配信やインタラクティブコンテンツへの応用が広がり、PCへの要求スペックもさらに高まるでしょう。

クラウドとローカルのハイブリッド化

動画生成AIの利用形態は、クラウドとローカルのハイブリッド化が進むと予想しています。

重い処理はクラウドで行い、軽量な編集やプレビューはローカルで行うという使い分けが一般的になれば、ローカルPCに求められるスペックも変化するかもしれません。

ただし、データのプライバシーやコスト面から、ローカルでの処理を重視するユーザーも一定数存在し続けるため、高性能なローカルPCの需要は今後も続くでしょう。

よくある質問

よくある質問

30万円以下で動画生成AI用PCは組めますか

30万円ちょうどで組むのは現実的に厳しく、妥協点が多すぎて後悔する可能性が高いです。

予算を35万円程度まで引き上げることで、RTX 5070と32GBメモリ、2TB SSDを搭載した実用的な構成が可能になります。

どうしても30万円以下に抑えたい場合は、RTX 5060Tiとストレージ1TBで妥協し、後からアップグレードする戦略を取るとよいでしょう。

GeForceとRadeonどちらを選ぶべきですか

動画生成AI用途では、CUDAベースのフレームワークとの互換性や安定性を考えると、GeForce RTX 50シリーズを選ぶのが無難です。

Radeon RX 90シリーズも性能的には優れていますが、一部のAIライブラリやツールでGeForceに最適化されているケースが多いため、トラブルを避けたいならGeForceを選んだ方がいいでしょう。

メモリは32GBで足りますか

動画生成AIの基本的な用途であれば32GBで充分ですが、大規模モデルの学習や複数のプロジェクトを同時に開く場合は64GBあると安心です。

最初は32GBで始めて、必要に応じて後から64GBに増設する方法が現実的でしょう。

自作PCとBTOパソコンどちらがおすすめですか

PC組み立ての経験があり、パーツ選びにこだわりたい方は自作PCがおすすめです。

一方、組み立てに自信がない方や、すぐに使い始めたい方はBTOパソコンを選んだ方が安心でしょう。

価格差は1万円から2万円程度なので、手間と保証を考えるとBTOパソコンもコストパフォーマンスは悪くありません。

電源容量は750Wで足りますか

RTX 5070を搭載する構成であれば、750Wで充分に余裕があります。

将来的にRTX 5080やRTX 5090にアップグレードする可能性がある場合は、850Wまたは1000Wの電源を選んでおくと安心です。

電源は長期間使用できるパーツなので、余裕を持った容量を選ぶことをおすすめします。

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